【作品レビュー】心が叫びたがってるんだ。を視聴したけどがっかりした！！
がっかりした！ それはもうがっかりした！ 私はがっかりしたと声を大にして伝えたい！
ということで、心がさけびたがってるんだ。を視聴しましたので、そのレビューを書いていきたいと思います。
作品概要
心が叫びたがってるんだ。(完全生産限定版) [Blu-ray]
主人公である少女、成瀬 順は幼少期に自分が口にした余計な告げ口により、両親の離婚を招いてしまいます。その事を深く反省し、悲しみにくれる成瀬の元に玉子の妖精が現れ、そんな余計な事を言ってしまう口はチャックしてしまおう。と、彼女に喋ると腹痛が起こるという呪いをかけてしまいます。そして数年が経ち、高校２年生となった成瀬は、ある日突然クラスの担任から『地域ふれあい実行委員』４名のうちの一人に任命されてしまい……。
感想
本作は青春ものであり、恋愛ものであり、成長物語なのです。私達、視聴者はモニターを通じてこのどうしようもなく頼りなくて、けど力強く生きている成瀬という少女の成長を見守っていく事となります。過去のトラウマや、喋ると腹痛が起きてしまうというハンデを背負ってもなおかつ『伝えたい』という思いを持ち続ける成瀬の姿に、いつしかモニターの前の私達は虜になってしまいます。そんな彼女が、どのような成長を遂げどのような結末を迎えるのか……。貴方の目で是非たしかめていただきたい名作アニメ映画……なのですが……。
あんな終わり方ってないよ！！！
あぁいいんだ。分かっている。分かっているんですよ。あの花のスタッフが作ったらそりゃすんなり終わるわけないって、簡単なハッピーエンドにしてくれるわけないって分かっているんです……けど、あれは無い！
私は基本的に作品内の主人公、もしくはそれに近い立ち位置にいる男性キャラクターに視点を重ねて作品を視聴します。モニターの前で起きているお芝居ではなく、自分自身がそこで同じように考え、悩み、泣いているつもりで視聴するのです。けれど……今回のこれは、そういった見方をしていた人にとっては納得いかない終わり方なのではないでしょうか。
ちなみに、このような事を言っていますが、総合評価で言えば、すごい面白かったです。ドシンと胸に響きました。あと、成瀬かわいい。それだけに…… なんとも残念でならないのです。
さて、これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうので、もしご興味があれば是非視聴してみることをオススメします。ネット上でも賛否両論入り乱れた大激論が繰り広げられた本作ですが、それだけに間違い無くなんらかの感情を揺さぶられる良作だと思いますよ。
あ、翌日仕事の人は控えたほうがいいかもしれません。地味にあとに残ります。少なくとも私の場合は。
